親の誰しも冷静さを失ってしまうことはあります。一回限りのことでは子どもを傷つけてしまうことはありません。家庭内で繰り返し子どもを否定、批判したり、子どもにとって予想外な影響が続くと、子どもの発達に問題が生じるでしょう。精神的、または肉体的暴力は子どもを傷つけるとともに、法律でも禁止されています。私たち一人一人が感情や行動を自制することを以下のような例から学ぶことができます。
自分の感情(怒りや憤りなど)を認識することを練習しましょう。感情を認め、体のどの部分でそれを感じているのか(呼吸速度、鼓動、頭痛など)を見つけてみましょう。どこからその感情が生まれるんか(疲れていないか、ストレスを感じていないか、忙しくないか、空腹ではないか、がっかりするようなことがなかったか)考えてみましょう。気持ちを落ち着かせるよう心がけましょう(深呼吸したり、必要に応じてその場を離れてみる)。気持ちが落ち着いたら、その場に戻ってきましょう。もし、すでに冷静さを失ってしまっていたら、状況を子どもに説明して、謝りましょう(怒って、心にもないことを言ってしまったよ。疲れていて、仕事も終わらせなくちゃいけなかったからね。怒鳴ってごめんね。)