事例: 例えばこんな時。

非常事態時は保護者に負担がかかります。

非常な状況において、わたしたちは四方壁に囲まれた家の中で家族と密に時間を過ごしています。大人は仕事に、子どもは学校の課題に集中するよう頑張っています。リモートワークは全ての人に適しているとは言えません。多くの親はストレスの多い中で仕事をせざるを得ない状況であったり、学校に通う年齢の子どもたちを家でリモート授業に参加させられない場合があります。大人の中にも、子ども中にも、心配や苛立ち、怒り、恐れ、欲求不満、憤り、悲嘆といった様々な感情が生じています。

以下の事例は、家庭内における典型的な問題を描いています。ウェブサイトで紹介しているどのようなスキルが、家庭内で役立つか見てみてください。リンクをたどると、詳細やタスクがあります。

例1

一真さんはパソコンに向かって、仕事に集中しようとしています。麻里奈さんは隣の部屋でオンライン会議をしています。悠介くんの部屋からはボールをはずませる音がひっきりなしに聞こえてきて、一真さんの集中を妨げています。突然悠介くんが部屋から出てきて、友だちの家に遊びに行きたいと一真さんにしつこくせがんで、さらに仕事の邪魔をしています。

シチュエーション1

一真さんは冷静さを失って 、悠介くんに「今は家にいなくちゃいけないことがわかる?もしまだ仕事の邪魔をするなら、携帯電話を取りあげるよ。なんでわからないの。まったく、もう。」と叫んで言いました。麻里奈さんは会議の途中で出てきて、ドアの向こうから聞こえてくる一真さんと悠介くんの言い合いに何があったのか聞きにきました。そして「あなたはいつも子どもに怒鳴るんだから」と怒り気味に言いました。

シチュエーション2

一真さんは深呼吸をしてパソコンを閉じて仕事を中断すると、悠介くんの方を振り返りました 。 一真さんは悠介くんを見て、「悠介くん、本当にお家で良い子にしているね。学校の課題もよくやっているよ。部屋でしばらくボールで遊んでいるのも聞いていたよ。時間が長く感じるかもしれないね。」と言いました。一真さんは悠介くんのお願いを復唱して、それを聞いているという態度を示しました。「友だちの家に遊びに行きたいんだね。でも今は誰のお家にも行ってはいけないということ、覚えているよね。それに宿題もまだ残っているんじゃないかな。 全部できたら、 ボール遊びをしに外に行って良いよ 。」

表紙

登録

ログイン

Käytössäsi on Internet Explorer -selain. Tämä verkkosivu ei toimi oikein tietoturvattomalla Internet Explorer -selaimella. Suosittelemme vaihtamaan selainta.